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原初療法(プライマル・セラピー)の問題点 母親との関係[16]

母に言いたかったことをすべて言い尽くした時に、
無意識に封じ込めていた母の優しい一面に出会うことができました。

そのことを母に言うと、不思議なこともあるもんだね、
と言っただけでした。
私に何が起きているのか、よく分からなかったようです。

さすがに母親も、
私がいかに傷ついていたかを少しは理解したと思います。

ただ、自分自身が母親から辛い扱いを受けた上に、
子供からもきついことを言われるのは、
耐え難いことのようでした。

なぜ自分ばかりが責められるのかという想いがあり、
私に謝罪するようなことはできなかったのだと思います。

私はそれを理解していくしかありません。

ドラマのように母が号泣して、
「私のしたことを許しておくれ~」と言い、
「お母さん!」と、
抱き合うようなドラマチックな展開にはなりませんでした。

これが現実です。

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原初療法の問題点とAさんへの感謝

それでも私はやっと母を許すことができました。
Aさんにそのことをメールすると、
やや納得できないような返信が返って来ました。

Aさんの意図とは違った結果になったからです。

本来は、私が封じてしまった過去の感情を、
泣き叫んで直接母にぶつけ、
その感情を母が受け止めることにより、
母自身が子供の本当の痛みに気付く、
というシナリオがAさんの考えていた展開だったからだと思います。

 
原初療法についてその後ネットで調べてみると、
日本人には難しい療法だという見解がいくつか見られました。

アメリカでは、親と子と言えど、「個」と「個」であるということが、
強く根付いている文化です。

授乳の時期が終わると(もっと早くかもしれませんが)、
なるべく早くから寝室を別にし、
独立心を育てようとするのが普通のようです。
(これも個人差はあります)

母子の結びつきが強い日本人には、親子の間で個を主張し、
感情をさらけ出すという行為は抵抗が強く、難しいようです。 new_the-thinker_thumb
また国を問わず、この療法の危険なところは、
親子で実際に感情をぶつけ合うことにより、
どちらかが、カッとなり、
暴力事件になってしまうこともあり得るということです。

ジョン・レノンやAさんのように、
すでに対象の人が他界してしまっている場合とは、
やり方が違うのです。

もちろん上手くいけば親子がお互いを理解し合い、
ともに生まれ変わることができます。

Aさんへ、ありがとう 

Aさんとのメールのやり取りは、
その後数回行われた後、
突然返信が無くなり、終了してしまいました。

もともと格安のカウンセリング料を最初に1回払ったきりで、
終了条件などはありませんでした。

Aさんはもうこれで大丈夫と思ったのかもしれません。

ちょっと尻切れの終わり方だったのは残念ですが、
Aさんには本当に感謝しています。

私にとって最高のカウンセラーであり、
セラピストでもありました。

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