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対人恐怖症の原因と父の怒り 父親との関係[2]

父は無口な人でした。
定年まで一つの会社で勤め上げ、
それまではとても忙しく働いていました。

仕事と共に、社会活動や政治活動を行っており、
休日は家にいても本を読んでいたり、
新聞に赤線などを引きながら、
黙って何かを勉強していた記憶が強く残っています。

人間関係は不器用で、遊びなどは一切しない人でした。
裏表の無い性格で、
家にいても自分の勉強をしているか、
掃除や日曜大工をしている記憶しかありません。

性格は技術者タイプだったと言えるでしょう。

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私は物心ついた頃から父を恐れていました。
部屋が散らかっていると、母親はよく、
お父さんを呼ぶからね、といって私を脅しました。

こうして気付いたときには、すでに、
父に気軽に話しかけることはできませんでした。

家族で夕食を取るとき、
見たいテレビがあっても父がニュースを見るので、
我慢しました。

私達兄弟がドリフターズなどのテレビを見ていると、
くだらない番組を見るなと激怒したこともあります。

父はニュースを見るといつも、
政治や社会に対して何か怒っていました。

私は黙ってそれを聞きながら、
早く食べ終わって部屋に戻ろうとしていました。

父から感じた恐怖

私は幼少の頃とても臆病で、
色々なものを怖がっていましたが、
その原因は父にあると思っています。

私が何か悪さをして、
手に掃除機の棒を持って追いかけてきた父は恐ろしかったです。

私は恐怖で逃げましたが、何か自分のしたこと以上の、
理不尽さを感じていました。

 
さらに、私が覚えていない小さな頃、
カッとなって私に物を投げつけたことがあるそうです。

それについては父も反省していたようで、
大きくなったら謝らなくてはいけないと思っていたそうです。

大人になってからこれを聞いて、
私がなぜ最初から父を怖がっていたか良く分かりました。

ちなみに、このエピソードをAさんにメールした時には、
Aさんは父を褒めていました。
後から自分の怒りを子供に謝ることができたのは凄い、
とのことです。

父は子供とどうコミュニケーションを取ればよいのか、
分からないようでした。

 
また、この怒りのエネルギーが父の社会活動の原動力だったと、
私は思っています。

そして私はその怒りをとても恐れていました。
父自身も子供に理不尽な怒りをぶつけないように、
注意していたようですが、
自分で制御できないこともあったようです。

私が人を恐れる大きな原因、
対人恐怖症の一因はここにあったと思います。

場面緘黙(かんもく)症になった訳

他人に対して、怒られるのではないか、という強い恐怖を父から受け、
他人の視線を必要以上に気にする視線恐怖を母からコピーした私は、
視線恐怖と対人恐怖で場面緘黙(かんもく)症になったのではないかと、
推測しています。

20代後半の読書体験では、母だけが原因と思っていましたが、
父にも原因がありました。

 
そして二人とも愛情表現が苦手でした。

母は私が傷ついていることを理解せずに、
私の欠点を指摘したり、人と比較しました。

そして、それが子供とのコミュニケーションだと思っていました。
母にすれば、それを話題にして子供と会話しようとしていたのです。

父は会話そのものをしようとしませんでした。
父と二人きりになると、とても気まずい思いでした。
何も話すことがないし、父も何を言っていいのか分からないようでした。 

父に対する想い

私は漠然と、父のような人生はつまらない、
と感じていたと思います。

遊びもせず、何かにイライラしているか、
黙々と仕事しかしていない父は、
全く楽しそうではなかったからです。

私はサラリーマンにはなりたくないと思っていました。
多分、父のようになりたくなかったからだと思います。 8739128754_637ea87cf0_m_thumbただ、母に感じたような怒りは、父に対してありません。

父は私の欠点を指摘するようなことは言いませんでした。
言うことは理にかなっていたし、
人の性格などには無頓着でした。

 
私が修学旅行から帰ってきたとき、
父は、枕投げとかして寝られなかったんじゃないか?
と言いました。

すぐさま母は、そんな事この子ができるわけないでしょう、
と否定しました。

私は父が私の性格を気にしていないことを嬉しく思っていました。
父は色々言いませんが、その分、放任してくれていたので、
そのことにはとても感謝しています。

もっと子供に優しくしてくれれば良かったのに、
という想いもありますが、
人間関係に不器用な父には無理だったと納得できるので、
仕方ありません。

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次の記事⇒怒りの火種と連鎖 「叱る」と「怒る」の違い 父親との関係[3]


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