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すべてが夢だったら 過去の記憶との葛藤

23歳だったと思います。
私は小さな会社に就職し、そこでやっと楽しい人間関係を築くことができ、
居心地のよい場所を得ることができました。

会社の先輩と仕事帰りに飲みに行ったり、
土曜日は帰らずにゲームセンターや、
オールナイトの映画に行ったりしました。

 
職場で私は最年少だったので、電話の応対などもしていました。
以前は職場での電話などはとても緊張することだったのですが、
人数も少ないこともあり、すぐにこなせるようになりました。

私以外には4、5人しかいない職場で、
社長を含めその全員と気軽に話せるようになっていたので、
とても気楽でした。

やっと自分の居場所が作れた、と喜んでいました。

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ある朝、私は起きてすぐ、
とても長い嫌な夢を見ていた、と思いました。

ずっとクラスで喋れなかった過去の記憶が、
本当に夢だったと思ってしまったのです。

寝ぼけた状態から段々頭が覚醒し目覚めてくると、
夢ではなかったと改めて思い知らされました。

激しく落ち込み、なぜなんだ、という思いで一杯になりました。

 
なぜ自分だけがあんなに自閉した学生生活を送らなくてはいけなかったのか。
いくら考えても分かりません。

もちろん、他の生徒にもそれぞれ色々な悩みはあったでしょう。
しかし、自分の人生の主役は自分だけです。

私以上に喋らない人を学校で見たことがなかったので、
自分だけがおかしいという思いばかりが頭の中にありました。

そして一度しかない人生の青春を、暗く思い悩んで過ごしたということが、
私には納得できませんでした。
しかしそれは厳然たる事実としてもう変えることはできません。

 
やっと職場で楽しい生活になりつつあっても、
それは表面的なことのように思えました。
束の間の、砂上の楼閣のような気もします。

私は自分の中にある巨大な暗黒をとても恐れていました。


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