森田療法の効果 あがり症、書痙(しょけい)と森田療法

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私は仕事もコンピュータ等の、 人の視線を気にしなくて済む仕事をしていましたし、 ある程度の感情の交流が持てた人の前では、 書痙の発作は起こりません。 [adsense] 緊張する局面や、初対面の人の前で何度も字を書いて、 成功体験を積む以外、 視線恐怖による書痙を克服する道はありません。 これは森田療法の考え方です。 私は、書籍を2、3冊読んだ程度の知識ですが、 森田療法の考え方は、あるがままの自分を認める、 ということです。 緊張したくない、緊張しないようにしよう、 と抵抗してしまうことが、 逆に緊張を呼んでいるということです。 震える自分を認め、抵抗せず、 そのままの自分で字を書くということを続けていれば、 自然といつの間にか震えなくなる、 これが森田療法の考え方だと思います。 あがり症を克服した人から、 森田療法を取り入れた話はよく聞きます。 私の赤面恐怖症が治ったのは、 森田療法の理屈と同じだと思います。 (「赤面恐怖症はあっけなく治った」参照) 赤面する自分を受け入れたからです。 しかし書痙に関しては難しいと思いました。 書痙のときの発作が耐え難いからです。white-stones-1395144967DxY_thumb ありのままの自分とは言え、 発作が起こっている状態はパニックに近く、 苦しくて、逃げ出したくなります。 発作や予期不安も自然なこととして受け入れる、 という森田療法は一種の精神修行のようで、 私の書痙に適用するのは困難だと感じました。 結局私は、書痙に関しては今でも薬を使用しています。 人前で字を書かなくてはいけない可能性がある時は、 予め(あらかじめ)薬を飲んでおきます。 予期不安への対処も大きな目的です。 字を書く練習はしていません。 普段はキーボードを使っていますし、 マイナスを0にする努力をする時間があったら、 0のものをプラス方向に伸ばす努力に時間を使いたい、 という考えもあります。 薬を飲んでいない、とっさの時は、 予期不安を感じる時間も短いので、 結構平気なことも多いです。 それでもダメな時は仕方なく諦めます。 震えても死ぬことは無いのですから…。 [adsense2]... 続きを読む⇒

書痙・あがり症による手の震えに対する治療体験

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催眠療法では書痙(しょけい)を治すことは出来ない、 と諦めた私でしたが、 インターネットでまた新たな広告を見つけてしまいました。 何と言うセラピーかも忘れてしまったのですが、 とにかく書痙が治るという広告に説得力があり、 どうしても体験してみたくなりました。 [adsense] 数回治療に通って料金は6~7万円位だったと思います。 綺麗なマンションの一室が治療室でした。 チャイムを押すと、男性が一人で対応に出てきました。 年は30代半ばで、私よりも少し若い方です。 聞けば、それまで先生について仕事していたらしいのですが、 そこから独立したばかりだそうです。 説明を聞くと、書痙のタイプのうち、治りやすいのは、 心臓のドキドキを伴わないものとのことでした。 治療すればどちらにしても治る確率は高いものの、 私のタイプは若干治らない可能性も上がってしまうので、 どうしますか、と確認を取られました。 私はとても期待していたし、 せっかくここまで来たのだから(電車で1時間以上)、 という気持ちで治療を受けることに決めました。 治療は2つのブロックに分かれていました。 1つ目はセラピストの男性が腕を左右に動かすのを、 目で追うという方法です。 動かし方に何パターンかあったと思いますが、 とにかく目でそれを追います。 どういう原理で治るのか説明を受けたと思いますが、 内容は完全に忘れてしまいました。 new_6278290706_e720852064_m_thumb 2つ目は特殊なペンの握り方と、 書き方を教わりました。 震える人は、途中で書くことから逃げようとして、 早く書いて終わらせようとしますが、 それが良くないとのことでした。 ペンをガッチリ握り、 字の細部に渡って最後まで向かい合うよう、練習しました。 男性は私が書く所を直視し、視線を送ってきます。 しかしいくら見られても、 症状を話すほど心を開いた相手に対して、 緊張して震えることはありません。 それでもとにかくゆっくり書く練習をしました。 少しでも雑に書いたり、早く書き終わらせようとすると、 注意されました。 私は何度も自分の氏名や住所を男性の前で書きました。 しかし結局、所定の回数を通ったのですが、治りませんでした。 セラピストの前では平気でも、 コンビニの宅急便の手続きなどで、 店員の視線を感じてしまうと心臓がドキドキしてしまいます。 そうなるといくらゆっくり書こうとしても、 体が制御できないのです。 セラピストの男性は、 無料で治療を延長してくれると言ってくれました。 しかしやることは一緒です。 真剣に治してくれようとする意志は感じましたが、 同じことを何度やっても無駄だと思いましたし、 通うのも面倒になっていました。 私はこの治療方法では無理だと諦めました。 ちなみに最初に領収書を貰う際、 その男性が書いた字は、私よりも下手な字でした。 後から考えると、私に自信を持たそうとする為に、 わざと下手に書いていたのではないかと思います。 とても真面目で良い方でした。 [adsense2]... 続きを読む⇒

書痙が治らない理由 「TEPPEN」を見て思ったこと 手の震えについて

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書痙(しょけい)を治そうと受けた2度目の催眠療法でしたが、 期待していた効果は得られず、 私はがっかりしました。 しかしよく考えてみると、 書痙は抑圧した記憶が原因で起こっているわけではない、 ということに後から気付きました。 催眠を使わなければ取り出せないような、 強い抑圧は自分の中には無かったのです。 [adsense] 私の書痙の原因は、視線恐怖と、字が下手だ、 というコンプレックスが合わさったことにより起こっています。 視線恐怖は、同じ視線恐怖症である母親の視線の動きを、 赤ん坊の頃から長い間見続けたことにより、 自分の中にコピーしたものです。 これを催眠による暗示で治そうと思ったら、 やはり同程度の長い時間の暗示が必要になるのではないでしょうか。 1、2時間の暗示を数回受けたところで、 何年にも渡ってコピーしたものを変えることができる、 と思う方が無理があります。 (実際に治そうとする暗示は今回受けていませんでしたが) 人を恐れて逃げてしまう野良猫を、 人に慣れさせようと思ったら、 相当の時間をかけて少しずつ慣らさなくてはいけないのと同じです。

書道の先生でも書痙になる!?

もう一つの字が下手であるというコンプレックスについては、 ペン習字等を実際に練習して自信をつけるしかありません。 しかし書道の先生でも書痙になる人がいる、 という話はわりとよく聞きます。 この話を聞くと、字がいくら上手くても、 緊張しやすい人は結局震えてしまうのではないかと思いがちですが、 そうではありません。 「TEPPEN」という芸能人が特技を競う番組がありますが、 この中で書道の腕を競う企画があります。 段位を取得している芸能人達が、 その腕を競い合うのですが、 多くの人がブルブル震えながら書いています。 私などは見ているだけで、心が痛くなる想いです。 ピアノの腕を競い合う企画も同じです。 震えながら必死で弾いている姿を見ていると、 自分が緊張してるようで、 音が聴こえなくなってしまいます(笑) piano-recital-2961279068785kYkg_thumbこれはなぜ震えるかというと、 上手いのが当たり前という基準で字を書くからです。 書道の先生でも、先生として上手く書かなくてはいけない、 という想いがあるから震えてしまうのです。 私が普通の字を書かなくてはいけない、 と思うことと一緒です。 どこかの受付で、一般の人として字を書く場合、 いくら見られても書道の先生なら震えないでしょう。 普通の字を書ければいいと、基準が下がるからです。 また視線恐怖でなくとも、 テレビカメラや客席から見られているという意識があれば、 緊張するのは普通の反応だと思います。 普通の局面で書道の先生が震えてしまうなら、 それは心理的なものではなく、 器質的なものが原因ではないでしょうか。 さて、この時点で私は、 まだ書痙を治すことを諦めることはできませんでした。 これさえ治れば、とりあえず、すべての神経症的な問題から、 開放されるからです。 [adsense2]... 続きを読む⇒

書痙(しょけい)・視線恐怖に悩まされ治療薬に頼る

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30代半ばになり、仕事で、 ある大きなプロジェクトに参加することになりました。 その頃悩んでいたのは「書痙」です。 「書痙(しょけい)とは 視線恐怖による手の震え」参照 [adsense] 職場にもよりますが、セキュリティの為、正社員以外の人は、 受付で所属や名前を書かなくてはならない会社があります。 受付の人との距離にもよりますが、 視線を感じると手が震えてしまい、 朝からとてもブルーな気持ちで仕事する破目になったりします。 書痙は20代の頃より30代になって症状がひどくなり、 あらかじめ人前で字を書くような可能性があるときは、 医者から処方された、精神安定剤・抗不安薬である、 「レキソタン」という薬を飲んでいました。 私は薬が効きやすい体質なので、 これを飲めば大抵大丈夫ですが、 効きすぎて集中力が低下することが問題です。 新しいプロジェクトでも、 朝、受付で名前を書かなくてはいけないことが度々ありました。 (作業する建物によって違いました) 名前を書くといっても、住所まで書くわけではないので、 震えるかどうか微妙なところです。pen-writing_thumb 人が書いている所をどこか不安そうにじっと見る女の人がいて、 その人が受付にいると、大抵ダメでした。 もう一人の明るい女性のときは、ほぼ大丈夫でした。 仕事前に薬を飲むと仕事に支障をきたす恐れがあるので、 明るい女性に賭けて飲まずに行ってみたり、薬を半分に割って、 ぎりぎりの量を調節してみたりして何とかやり過ごしていました。 震えることそのものも嫌でしたが、心臓がバクバクし、余裕が無くなり、 半分パニックのようになっている状態がとても嫌でした。 頭が冷静で手だけ震えるのなら、 手に障害があるように振舞えるかもしれませんが、 自分自身がおかしくなっている、 という感覚に襲われることに困りました。 人前で震えるといっても、親しい人の前では大丈夫です。 親しくなくても、ある程度雑談などをして、 気が緩むと、震えず書けることが多いです。 また字を書くと思っていない時に、 不意に書いてくれと言われたときは、 大丈夫だったりします。 長めの文を書いているうちに、視線を感じ、 緊張が始まると共に震えてくるということがよくあります。 [adsense2]... 続きを読む⇒