大人の場面緘黙症(選択性緘黙症)・コミュ障の治療について

コミュニケーション 場面緘黙症

私は高校生まで場面緘黙(かんもく)症で、それを治すことはできませんでした。

人によっては中学や高校で治る人もいます。

同じ環境(場面)が続く中で、話せなかったものが、話せるようになるというのは、この症状を持つ人にとっては、非常に難しいことだと思います。

自分を誰も知らない高校に行って、新しい自分として人生を再スタートすることにより、緘黙症を克服した人の体験談をネットで見ることがあります。

これは中学生までに、間違った思い込みを頭の中で修正できた、ということでしょう。

私の場合はそれはできませんでした。

もし私がそのまま、大学生になってバイトもせず、家に引きこもっていたら、大人の場面緘黙症・コミュ障として、もっと苦しんだと思います。

バイトもなかなか人間関係がうまく行かず、苦しかったですが、人間関係の中に入っていかずに、この症状を克服することは私には無理だったと思います。

バイト先では雑談ができず、人とどう話したらよいのか最初はとても苦労しました。

私がとった方法は、ある程度の人間関係が作れたらそのまま続け、辛い、無理だと感じたらその職場を辞め、次の場所を探すということを繰り返して、人間関係に慣れていきました。

石の上にも3年、という言葉がありますが、場面緘黙症を治す、ということ関しては当てはまらないと思います。

同じ場面で話せないと、ずっと症状が続いてしまうことが、場面緘黙症の特徴だからです。

子供の頃は簡単には転校できませんが、職場なら、バイトや派遣など、短期的に働く手段もあります。

短期的に試してダメだったら変えてみる、それを続けるうちに慣れていき、少しずつどうやって人と話せばよいかが分かり、コミュ障を改善させるというのが結果的に私の治療方法でした。

元場面緘黙症者のブログ 喋らない・笑わない子供!
ブログをリニューアルしました。 私は幼少の頃から高校を卒業するまで場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という心の病気にかかっていました。選択性緘黙性ともいわれるものです。 子供の頃にはそんな病名は無かったので、ネットでこの言葉を発...

特にコミュニケーションの達人になったわけではなく、何とか人並みに話や雑談ができるようになっただけなのですが、過去の学校での自分を考えると十分満足できる所まで来れたと思います。

緘黙症やコミュ障のワークショップなどがあれば、それを利用する方法もありますが、お金もかかるし、自分にあったものが見つかるとは限りません。

それでも、そういう場を探して、参加して行こうという姿勢が持てれば、やはり改善は早くなるでしょう。

話す能力をアップさせるには、とにかく人と話す場に参加しないと、大人になってもコミュニケーション力は上がりません。

今はインターネットもあるので、まずはスカイプなどで誰かと話すという方法もあります。

大人になって症状が続いていたとしても、小さなステップから徐々に始めていけば、必ず改善は可能です。

場面緘黙症の子供への対応 実際の症例から原因を探る
場面緘黙症(選択性緘黙症)のことをネットで調べてみると、原因は特定のものではなく、必ずしも親が原因とは限らないと書かれています。 言語障害を持つ場合も含まれていますが、その場合は家族は認めてくれているが、学校では馬鹿にされる、というこ...