猫の感情や問題行動!母親から愛されなかった猫はどうなる?

灰白の猫 動物

今回は人間の心理ではなく、猫について考えてみたいと思います。

私は人を怖がる野良猫にとても親近感を感じます。

人を怖がる野良猫は、母親が人間には気をつけなさいという態度を取っていたが為に人間が近寄って来ると逃げてしまうのだと思われます。

私の母親も本質的には人を怖がっていますが、人間なので怖がっていない振りをしたり、怖がらないようにしようと努力していた思います。

この怖いのに怖くないように振舞ったり、怖くならないようにしようと頑張ることが対人恐怖症で、幼少期に植えつけられた記憶と社会性のある行動をしようとするときのギャップにより様々な症状が起こります。

猫の場合は対人恐怖症にはなりません。
怖がっている猫は素直に人に近づかないので「対人恐怖症」ではなく「対人恐怖」があるだけです。

人を怖がる野良猫は、人に近づかないために虐待やいじめなどの被害からは逃れられますが、餌をくれようとしている人からも逃げてしまう為、その恩恵にあずかることはできません。

人間の立場からすれば、人懐っこく近づいて来る猫は可愛いですが、こちらを睨みつけ、シャーッと威嚇し逃げてしまう猫は全然可愛げがありません。

これは人見知りの人間も同じだと思います。
よく笑って人懐っこい子供は可愛がられますが、人見知りしてすぐ泣いてしまうような子供は他人から距離を置かれてしまいます。

人間の対人恐怖症は親からの愛情が少なかったことが原因になりやすいですが、猫の場合は親から愛情をもらわないとどうなってしまうのでしょうか?

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親から愛情をもらえなかった猫

親から愛情をもらえなかった猫の例が、「猫ヘルパー ~猫のしつけ教えます~」というアメリカの番組の中で紹介されていました。

20代のニコールとショシャナという二人の女性は友達で同居生活をしています。

妊娠していた猫を連れ帰りキューティと名付け、部屋で出産させますが、ビッグボイと名付けた子猫以外は皆出産直後に死んでしまいました。

ビッグボイは生後8週間くらいで母親のキューティと大げんかをします。キューティは毛を逆立てて怒り、激しくビッグボイを攻撃したといいます。

その様子を見ていたショシャナは子猫が殺されると思ったそうです。

兄弟のいないビッグボイは母親と遊びたかっただけなのに、それがなぜかキューティを怒らせてしまったようで、攻撃されたビッグボイは恐怖で部屋にフンを何度もしてしまいました。

その後、キューティはまた子供を4匹産んで、子猫の父親、そしてビッグボイを含め猫は計7匹になります。

母親から愛されなかったビッグボイは問題児となり、人間や子猫を攻撃するので、この猫の感情が分からず困った二人は猫ヘルパーとして有名なジャクソン・ギャラクシーさんに助けを求めたのでした。

猫ヘルパーのジャクソン・ギャラクシーって誰?

ジャクソンはアメリカで猫ヘルパーとして有名な人です。

動物保護施設で働いた経験から猫の行動を熟知し、猫の問題行動についてアドバイスなどを行っています。

ジャクソンは元々麻薬中毒で苦しんだという過去を持ち、スキンヘッドにタトゥが入った両腕と、見かけは怖いですが、心は優しいことが番組を見ると分かります。

昼は猫ヘルパー、夜はミュージシャンとして活動し、ギターケースに猫のおもちゃなどを詰め込んで猫のしつけに困っている人のもとを訪れます。

ネコ語が分からないビッグボイ

ジャクソンが二人の家を訪問するとビッグボイはキッチンの下に隠れてしまいます。

知らない人を恐れ、唸り声を上げて威嚇しました。

挨拶するジャクソンを引っ掻くと別の場所に逃げ出しますが、しばらくすると出てきます。

おもちゃを見せると興味を持って遊びますが、その様子を見たジャクソンはビッグボイはネコ語が分かっていないと言いました。

「猫語が分かっていない」という表現は、母親や他の猫とちゃんと触れ合わなかったビッグボイが本来猫が持つ習性を正しく発揮できていないということのようです。

母親に攻撃されたときから、本来身につけるべき社会性を学ぶということをビッグボイはやめてしまったとのことです。

猫として狩りの仕方を教わっていないので、遊び方がぎこちなく、ねずみのおもちゃをすぐに放してしまいます。

猫の遊びは狩りの代償行為なので、若い猫なら獲物のおもちゃにもっと執着するのが本来の姿です。

ジャクソンのアドバイス

まず、基本的なこととして、キューティとビッグボイにそれぞれ避妊と去勢手術を受けさせるよう指示しました。

飼い主の二人は子供が生まれたら誰かにあげればいいという安易な考えで手術を受けさせていませんでした。

そして実際は二人で協力して飼っているのではなく、友情にひびが入っていて、お互いが相手に責任を押し付け合っていたのです。

飼い主の未熟さがビッグボイの問題の最大の要因のようです。

とにかく、去勢したことでジャクソンの2度目の訪問時にはビッグボイの攻撃性は弱まっていました。

そして、子猫が誰かに貰われるまでの間、ビッグボイの再教育を子猫にさせると言うのです。

子猫と一緒に社会性を学んだビッグボイ

ビッグボイを子猫と一緒に遊ばせることで社会性が身につくとジャクソンは言い、その指示をしっかり守った二人は仲直りすることもできました。

ビッグボイは知らない人を攻撃することも無くなり、それまで人を呼べなくなっていた家にボーイフレンドを呼ぶこともできるようになったのです。

猫は人の感情を吸収する

ジャクソンによると、猫は人と触れ合うことで人間の感情を吸収するそうです。

不安なときに猫を撫でると、猫にその不安が伝わり、ストレスを感じてしまう可能性あるとのことです。

ですから、自分が怒りを感じている時や不安なときは猫と距離を置き、気分のいいときに猫と触れ合うことで、心身共に猫の健康を維持することができるようです。

飼い主の人生を変えた猫

猫のパンプ

パンプはある夫婦に飼われている長毛の猫です。

私はこの猫の画像↑を見た瞬間、その姿に強くきつけられてしまいました。(画質が悪くてすみません)

どうやらその理由はこの猫が23歳という高齢だったことにありそうです。何か仙人のような雰囲気をかもし出しているように見えます。

妻のキャンディスは自宅で波動療法を行うセラピストで、この時妊娠していました。

パンプが施術室に入り治療の邪魔をしたり、外から鳴いて集中を妨げるということで困っています。

また、夜中に鳴いたり、施術室でフンをしたこともあると訴えていました。

キャンディスによると、パンプはわざと自分に嫌がらせをしているのだと言います。

妻はパンプを嫌っていた

見ていると、パンプはただ鳴いていたり、気に入った場所に行きたいだけで悪さをしているようには見えません。

実はパンプは元々夫のルーカスの元カノが飼っていた猫で、それを引き取ったルーカスとすでに12年以上一緒にいるという経緯いきさつがあります。

キャンディスにはそれが面白くなく、自然とパンプに冷たく接していたのでした。

パンプの問題行動が治らなければ、この23歳の猫を手放したいとまで言います。

セラピーに引き寄せられていたパンプ

キャンディスの行う波動療法というのは癒しの音楽をかけ、光やベル、音叉おんさなどを使って行われます。

施術室には引き戸がありますが、隙間があり、パンプはそこをすり抜けて部屋に入ってきてしまいます。

ジャクソンがいつも使う音楽をかけるようにキャンディスに頼み、その癒しの音楽が流れると、パンプは静かにお座りし、まるで音楽を聴いているようです。

パンプが引きつけられる施術をジャクソンも体験し、セラピーの効力を実感します。

ジャクソンはパンプがここにいる理由はキャンディスがパンプを癒し、パンプはキャンディスを癒すためだと言います。

ジャクソンのアドバイス

まず獣医に見せ、体に悪い所がないか調べてもうらうようアドバイスしました。

その結果、甲状腺疾患の疑いがあったことが分かり、薬を飲ませることで、夜に鳴かなくなり、トイレの問題も解決することになります。

それからジャクソンは課題として、パンプにセラピーを施すことと、施術室への入室を許可するようキャンディスに言います。

しかし、キャンディスはそれを自分にだけ妥協させる受け入れ難い要求だとして拒みました。

ジャクソンはキャンディスの内面にくすぶるパンプへの怒りを見抜いた上で、あえて要求したのです。

2週間後再びジャクソンは夫妻を訪れます。

しかし、キャンディスは課題をこなしていませんでした。

施術を受けるパンプ

課題をこなさなかったキャンディスに、ジャクソンはこの場でパンプにセラピーを受けさせることを頼み、キャンディスは渋々承知します。

セラピストとしてのキャンディスはとても優秀ですが、これが初めての動物へのセラピーのようです。

骨に良いというオレンジ色のライトをパンプに当てると、パンプは目を閉じ、とても気持ち良さそうな表情になりました。

そして、パンプの波動を感じたキャンディスは、「もっと注目されたかったのね」と初めてパンプの気持ちを理解します。

6年間仲の悪かった人と猫が初めて心の交流をした瞬間でした。

さらにチャクラの音階だというベルを鳴らすと、リラックスして横になっていたパンプはさらにグタっとして大きなあくびをしました。

この場面は見ているこちらにとっても物凄い癒しの光景です。
猫好きな人には是非これだけでも見て欲しいと思いました。

頑ななキャンディス

パンプを理解したかに見えたキャンディスですが、それでも施術室に入れるのは嫌だと言います。

ジャクソンはパンプも一緒に施術に加わることで効果はもっと上がるはずだとキャンディスを説得し、自分の望みを叶えるためのビジョンボードをプレゼントします。

猫は精神世界で大きな役割を果たすというジャクソン。

ミャンマーやタイでは猫を師としていると、ビジョンボードに猫と仏像が一緒に写った写真が貼ってあります。

普段はもっと具体的なしつけの内容なのですが、この回はとてもスピリチュアル色の強いものとなりました。

治療に参加したパンプ

ジャクソンの最終訪問では、キャンディスはついに課題をこなし、パンプを施術室に入れ顧客の治療に参加させていました。

キャンディスはパンプが椅子の上で大人しくしている姿を見て驚き、アニマルヒーリングを行うことも決意しました。

彼女はパンプと一緒に仕事をすることで、もっとこの猫と仲良くなれそうだと言います。

私はこの映像を見ていて、こんなセラピーなら自分も受けてみたいと思いました。

パンプは私がこのシリーズを見た中で最も魅力的な猫で、そばにいるだけで癒されると感じさせる猫です。

きっとキャンディスのセラピーはパンプのおかげで人気が出て成功していることでしょう。

「猫ヘルパー ~猫のしつけ教えます~」について

「猫ヘルパー ~猫のしつけ教えます~」は現在スカパーのアニマルプラネットで視聴することができます。

私はスカパーは見れないので、動画で視聴できるものを全部観ました。

FODでシーズン1の1エピソード、Huluでシーズン2~3の計16エピソードを観ることができます。

続き物ではないので、どこから観ても楽しめます。

今回紹介したものはシーズン3のエピソード9に収められています。

まだFODやHuluを利用したことが無い人は、無料で視聴することができます。

Hulu

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