顔が赤くなる事への対策・赤面症の治し方!私が克服した方法とは?

赤面のイラスト あがり症・視線恐怖症

顔が赤くなる、ということを指摘されたのは、最も古い記憶では10歳になる前、幼稚園か小学生だったか覚えてません。

家の前で近所の友達と遊んでいた時、何か私がついたウソがばれて、友達に問い詰められたことがあります。

私が気まずい思いで立ち尽くしている所を母が通りがかりました。

そのときは何も言いませんでしたが、家に帰ると、「さっき何で真っ赤になってたの?」と言われ、あー赤くなってたのか、と思ったことが最初の記憶です。

中学や高校でも、「○○君真っ赤になってる」と言われたことが何度かあります。

10代の後半くらいから、そういうことが非常に気になり、何かに対して恥ずかしいと思い顔が熱くなると、今顔が赤くなってるなと気が気ではありませんでした。

顔が熱くなると、会話がぎこちなくなり、早くその場を離れたいと思ってしまうので、コミュニケーションの妨げとなり、対人恐怖症の大きな要因でした。

赤面恐怖症は、視線恐怖症とも密接な関係があると思います。

赤くなっているということは鏡を見ないと分からないし、仮に分かってもすぐには止められません。

20歳になりお酒が飲める年になっても、飲めない上にすぐ真っ赤になるのでとても嫌でした。 当時はインターネットもなく、こういう神経症状についての情報は非常に少なかったと思います。

本屋や図書館で調べるしかないのですが、そういう本を見ているということを、誰かに見られたり知られたりすることも恥ずかしいと思っていたので、なかなか自分の状態もよく分かりません。

神経科などへ行くという発想もありませんでした。
自分は病気ではなく、性格が異常におかしいと、ただ思っていました。

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催眠療法は効果がなかった

私は新聞か雑誌の広告で見た、「催眠療法」を試してみました。
しかしバイト代をつぎ込んだものの、期待したような効果は得られませんでした。

後から催眠について勉強してみると、催眠療法が効果を発揮するのは、原因となる出来事を顕在意識が思い出すことをブロックしている場合です。

ブロックされているのは大抵辛い記憶ですが、それを催眠で思い出し、再体験することで症状が劇的に良くなる場合があります。

私の場合は長期的に植え付けられた記憶なので、短期間の催眠では完治は難しいでしょう。仮に催眠が効いても治るのは短期間だけだと思います。

顔が赤くなる理由とは?

顔が赤くなるのは、緊張したときに血管が拡張することで起こるそうです。

色白の人は目立ってしまいますが、黒人の人が赤くなっているのは見た事がありません。

だから体質の違いということも大きいと思います。

突然あっけなく治った赤面恐怖症

20代のあるとき、テレビでタレントが誰かに何か言われて真っ赤になっているのを見ました。

しかしその人は、次の場面では何事もなかったかのようにケロっとしていました。

私はそれを見て、突然、「赤くなってもいいんだ」と思いました。
よく考えれば、テレビだけではなく、会話中赤くなっている人はよくいます。

何でそんなことが分からなかったんだろう、という思いでした。

それ以来、顔が熱くなっても、別にいいや、と思うようになりました。
顔が熱くなると最初は多少気になりましたが、なるべく無視して意識を向けないようにするようになりました。

顔が赤くなるのは、体質の問題です。
大笑いして真っ赤になっている人も珍しくありません。

結局気にするかどうかの問題だったということに気づき、赤面することは治りませんが、それを恐怖することはなくなりました。

後から考えると、こんな単純なことで悩んでいた自分が馬鹿みたいでしたが、過去に人から「赤くなってる」と言われた経験が、自分では『馬鹿にされた』という思い込みになっていたのだと思います。

あるがままを受け入れる

これはまさに森田療法の「あるがまま」を受け入れるという考えです。

森田療法とは森田正馬という人が考案した神経症などに対する治療法です。

なかなかこの治療法だけで、対人恐怖症状を治すのは大変ですが、私の赤面症はこの理屈で治っています。

赤くなることを自然のことだと受け止めて、そのままにしておくということです。

顔が赤くなるのは、体質の問題です。
大笑いして真っ赤になっている人も珍しくありません。

顔が赤くなることは治らなくても、赤面することを恐れなければそれは赤面恐怖症(赤面症)ではなく、単に「赤面してる人」です。

プライドを捨てる

特に若い頃は、人の変化や特徴に対して、何も考えず口に出すということがよくあります。

言ったほうは、ただ目についた特徴や事実を言ってるだけなのに、言われたほうは、馬鹿にされた、傷つけられた、と捉えて(とらえて)しまうことが多々あります。

例えば、目が細いね、あごが長いね、など目についた特徴をただ言ったことが、相手を物凄く傷つけていることがあります。

そういう特徴を気にしている人にとっては、「ブス」と言われた事と同じだからです。

「赤くなっている」ということを指摘されて嫌に感じるのは、馬鹿にされている、見下されている、弱みを握られた、など自意識やプライドが原因なのではないでしょうか?

だとすれば赤面を気にするよりもプライドを捨ててしまったほうが楽だと思いますし、「気にしていること」そのものが弱みになってしまいます。

人がこう思ってるに違いないという思い込みは、自分が思っていること

恐怖症と言われるくらい恥ずかしく感じている時は、自分の思い込みが物凄く強い状態です。

自分の顔が熱くなっている時は、絶対人は自分の顔を見ている、と思い込んでいるので、いくら人から「他人はそんなの気にしていないよ」と言われても、納得しません。

他人にこう思われているのではないか、という考えは、実は自分が他人をそう見ているということなのです。

他人が赤くなると、赤面恐怖症の人は実は凄く気にしてそれを見ています。
だから人もそうやって見ているのだと思い込んでいるのです。

しかし実際はそれほど気にはしていないものです。

一つ一つの事実を自分がどう捉えているのか、きちっと自分を見つめ直してみることは、自分の性格や心の問題で悩んでいる人には重要なことだと思います。

赤面することへの対策

赤面するのは顔の血管に血液が普段よりも多くが流れるからです。

βブロッカー(インデラル)と呼ばれる薬で血圧を下げてしまえば赤くなることを物理的に防げます。

また精神安定剤を飲むことで緊張が和らぐので赤面することを防げます。仮に赤面したとしても薬の作用でそれが気にならなくなります。

これらの薬については下記↓を参照してください。

人前で緊張し手や声が震える場合の薬を使った対処法!
私は30歳くらいから視線恐怖症の症状が強くなり、人前で字を書くときに手が震えるようになってしまいました。 そこで病院へ行って症状を話すと、精神安定剤(抗不安薬)を処方されました。 精神安定剤は病気を治す薬ではありません。...

ただ赤面はいつそういう場面に遭遇するか予測が難しいので、ここぞというときにだけ使用する必要があります。

私は書痙に対して薬を飲むことがありますが、これは恥ずかしいという問題と共に、心臓がバクバクし冷静な判断力が無くなる発作状態になるのが嫌だからです。

その点赤面症の症状は顔が熱くなるということだけなので、私は薬を飲みません。

すぐ恥ずかしくなる自分の性格が嫌だという人はこちら↓を参照してください。

あがり症の治し方!薬を使わず克服!視線恐怖症の私が思う事
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