「母がしんどい」毒親、毒母の特徴!対決、家出、絶縁等の対処方法

炎のドクロ 毒親

田房永子さんという漫画家の著書、「母がしんどい」を読んでみました。

マンガであり、絵柄やストーリー展開がコミカルに描かれているので、読み始めはあまり深刻さは感じられないのですが、最後のほうになってくると著者がいかに苦しんでいたか、段々分かってきます。

「毒親」という言葉は最近よく耳にしますが、この本の帯には「毒母と娘の、戦いと決別の記録。」と書かれています。

この母親の特徴は、自分の価値観を娘に押し付け、それが受け入れられないと激しく怒る、という所にあります。

「あんたのためなんだよ」「あんたが喜ぶと思って」
「お母さんはエイコを愛しているのよ」
「エイコの幸せをみんなが祈ってるんだからね」などという、子供を洗脳するようなセリフが頻繁に吐かれることも一つの特徴です。

本当は「あなたのため」ではなく、「自分のため」なわけですが、子供にすれば、これを言われることで、自分が悪い、という罪悪感を抱くことになってしまいます。

著者の症状からすると、アダルトチルドレン(AC)境界性人格障害(ボーダーライン)に該当する感じです。(今は治っているのかもしれませんが)

毒親と言われる人の最大の特徴は、自分の感情の制御ができず子供にぶつけ、子供の心の痛みを考えることができない、ということでしょう。

著者は家出から絶縁という、関係を断つ方向での対処方法で母親の呪縛から逃れようとしています。

ただ、家出をし、絶縁したとしても、記憶の中にある母親はずっと残り続けることが問題です。

精神的な問題は古い記憶から発せられる感情の問題が大きいからです。

問題をマンガ化することで同じ問題を抱える沢山の人の共感を得ることが、大きな安定剤にはなっているでしょう。

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毒親との対決について

マンガから伝わってくるのは、母親のパワーです。
とにかくパワフルで、角材を持って追いかけてくる場面はとても象徴的です。

私は毒親とは一度は対決したほうがよいという考えですが、この母親と対決するとなると危険を感じます。

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「対決」と言ってもそれは、必ず話し合いで行わなくてはなりません

相手や自分が衝動的に何かしでかす危険があるなら、やってはならないでしょう。

怒りを受けた分はその相手に返さないと、他の人に怒りをぶつけることになりかねません。

現に著者も夫に自分の母親と同じ態度を取っている自分に気付き、自己嫌悪に陥っています。

対決という話し合いで、自分の溜めこんでいた感情を吐き出し、相手にそれを受け止めさせなくてはなりません。

しかしそれが難しい場合も多々あります。
父親と娘の対決などは特に、力の差の問題が出てきてしまうので、この場合は第三者に同席してもらい、危険があった場合は介入してもらう必要があります。

ダンプ松本さんの場合
などは、父親が衰え弱くなったところで和解できましたが、父親が元気なうちは難しかったでしょう。

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自分の感情がスッキリしないと、とてもじゃないが「許す」などということはできないと思います。

理性的に許したとしても、それは建前の話で、感情的には苦しみが続くのではないでしょうか。

親がすでに亡くなってしまったとか、あまりに感情的になる人で話し合いは不可能という人は、同じ境遇の人同士で集まって過去の感情を吐き出すなどの対策が必要でしょう。

一人で抱え込んでいると、どうしても心の病に襲われることになってしまいます。