プライドが高い人の特徴と接し方!自意識との違いについて

木片に書かれたPRIDEの文字 性格・心理

今回はプライドの高い人について考えてみたいと思います。

先日、歌手の沢田研二さんがコンサートのお客さんの数が少ないという理由で公演をキャンセルしました。

本人も言っていましたが、まさに自分のプライドを守るための行動でした。

沢田さんと言えば私が子供の頃にはすでに大スターで、これぞカリスマという感じの人だったと思います。

沢田さんには、「自分は特別な存在である」という自負があるはずです。そして、ファンはそのプライドの高さも魅力に感じているでしょう。

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プライドというのは決して悪いものではありません。沢田さんのように魅力の一つになったり、頑張るための原動力になる場合もあります。

しかし一方で、プライドが邪魔をして見栄を張ってしまったり、体裁を気にしたりと余計な自意識に苦しめられるということもあると思います。

自分が苦しむならまだいいですが、周囲の人が迷惑をこうむるのは困りものです。

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プライドと自意識の違いは?

まずは言葉の定義を確認するためにプライドと自意識の意味を考えてみます。

プライド(pride)

誇り。自尊心。自負心。「プライドを傷つける」「仕事にプライドをもつ

コトバンクより

じ‐いしき【自意識】

自分自身についての意識。周囲と区別された自分についての意識。自己意識。「自意識が強い」

コトバンクより

「プライド」は技能や知識、経験などに対する誇り、「自意識」は自分という個の存在意識、という感じでしょうか。

「プライドが高い人」と言った場合、「自意識が強い」という意味も含まれている感じがします。

プライドが高くて迷惑な人

「プライドが高くて迷惑な人」は精神科医の片田珠美さんという方の著書です。

この本には題名通り「プライドが高くて迷惑な人」の例がいくつか掲載され、その特徴やタイプ、原因、対処法などが書かれています。

書かれている事例を読むと、会社の上司などに極度にプライドが高い人がいると本当にストレスが溜まるだろうなと思ってしまいます。

プライドが高くて迷惑になるような上司は、部下の手柄を面白くないと感じたり、自分の意見と違う意見を言われると機嫌を損ねてしまうような人です。

コネや縁故で入社してきた、社長が死んで息子が跡を継いだ、他の部署から回されてきたなど、実力で出世してこなかった人に多く見られるようです。

そういう人の部下になってしまうと、ストレスが溜まり、退社に追い込まれたり、精神科に通うハメになってしまうことも少なくありません。

プライドが高い上司のパターン

プライドの高い上司によくある傾向として次の7つが挙げられています。

残業を強制する
部下が長時間働くのは当然だと思い、頑張ってもほめてくれない。

気分屋である
部下を感情のある人とみなしておらず、機嫌が悪いと罵倒したり笑いものにしたりする。

手柄を横取りする
部下の発案が成功すれば手柄は自分のものにし、失敗すれば部下のせいにする。

称賛を要求する
暗黙のうちに称賛を要求し、批判は許さない。

ドタキャンする
約束の時間を守らなかったり、ドタキャンすることに良心がとがめない。

遅刻・早退する
部下の遅刻・早退には厳しいが、自分は特別だという意識があるので、平気で遅刻・早退する。

メールで叱責する
自分は職場に顔を出していないのに、ことあるごとに干渉し、叱責のメールを頻繁に送りつけてくる。

プライドが高い同僚の7パターンも書かれていますが、上司にくらべればましであるとのことで、ここでは割愛します。

プライドが極端に高い人の特徴

30代のある会社員はストレスで不眠症を訴えていましたが、原因はその人の上司にありました。

その上司は高学歴でアメリカでMBAを取得し親会社から出向してきました。

「MBA仕込み」の新手法を導入したものの、社員は慣れず、取引先もとまどい業績も落ちてしまいましたが、上司は自分のせいだとは思っていません。

「親会社で失敗したから飛ばされてきたくせに」と社員は陰口をたたいていますが、面と向かって言える人はいません。

この上司は、「自分のやり方を押しつける」「現実から目をそむける」というプライドが高くて迷惑な人に共通する2つの特徴を持っています。

このような人は他に、「実は打たれ弱い」「自分自身を過大評価して怒りっぽい」「部下の提案を常に否定する」「自分への反論を許さない」「不平不満が多く愚痴っぽい」「異性に多くを求めストーカー化しやすい」というような特徴を持つ傾向があります。

プライドが高くなってしまう原因

親が敗北感や不全感を抱え、「子供には自分のかなえられなかった夢を実現して欲しい」「自分は挫折したけど、子供には成功して欲しい」などと思っているとプライドの高い子供に育つ可能性が高いようです。

モンスターペアレントのような親はその典型で、子供が万能感を持ってしまうことになります。

万能感を引きずったまま大人になると、自分自身を過大評価し色々な弊害が出てきてしまいます。

また少子化や核家族化で特別扱いされて育ってしまうことも原因の一つです。

かつては家庭や学校、社会に「身の程を知る」ようにさせるシステムが働いていましたが、現在はそのような仕組みが機能しなくなりつつあるとのことです。

プライドが高い人への対処法

会社の上司や同僚などにこのような人がいた場合、仕事上付き合いを避けることができません。

とりあえず、できることとして著者が推奨するのは以下のようなことです。

とりあえず、ほめる

ほめることで、プライドの高い人は「見る目がある」と思ってくれるので、効果的です。

その際、きちんと根拠のあることを称賛し、見え透いたおべっかは言わないようにします。

何を言っていいか分からないときや、「媚びていると思われる」という不安がある場合は、相手の自慢話は聞き流し、無理に何か言う必要はありません。

批判する場合はピンポイントで

絶対にやってはいけないのは、相手の人格を攻撃することです。「自己中心的だ」とか「思い込みが激しい」などと言えば相手の激しい怒りを買うことになります。

「遅刻するのはそれなりに理由があると思いますが、連絡が無いと取引先にも迷惑がかかってしまいます。」という具合に言うと相手も納得しやすいとのことです。

また前置きとして、「あなたの努力や意欲は認めている」ということを言うと聞き入れてくれやすいそうです。

羨望をかき立てない

いい車を買ったとか、海外旅行に行ったとか、他人が羨ましがるような体験談は語ってはいけないそうです。

他の誰かが何らかの特権を享受して幸せそうにしていることに我慢ならず、攻撃的になる傾向があるとのことです。

反論してやっつけるのは禁物

相手の態度や言動にイライラして攻撃してしまうと、敵とみなされ全力で反撃される可能性があります。

攻撃すると一時的にスッキリできても、百害あって一利なしとのことです。

ぐっとこらえ、相手をほめたり、認めることで、その後何らかの批判をせざるを得ない場合に聞き入れてもらえる可能性が高くなります。

ギブアンドテイクは期待しない

こちらが何かしてあげても、相手はそれを当たり前と考える傾向にあるので、恩を感じていると期待してはいけません。

まとめ

この本を読んでいて、こういう人が身近にいたら、と考えると胃が痛くなる思いです。

しかし、ニュースなどを見ているとこのような人が増えているのは確かです。

このような人が自分のプライドの高さのために苦しくなり、精神科に来院することがあるそうですが、ドタキャンしたり、意見を聞いてくれないということが多いそうです。

思い当たる人が身近にいる人は本を読んでみるとよいでしょう。

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