シンクロニシティ・共時性とは?人間も動物も皆繋がって生きている!

葉の上にいるコガネムシ 書籍

シンクロニシティ=共時性、とは心理学者C.Gユングの提唱した概念です。

簡単に言ってしまえば、「偶然の一致」のように見える現象のことです。

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ユングの体験したシンクロニシティ(共時性)

私は有名なスカラベのエピソードをテレビで見て、この概念を知りました。

どこかの本にシンクロニシティについての説明が書いてあったと思いますが、母親に恨みを持って心理学を勉強していた時には、ユングの本や考えを読んでもさっぱり理解できませんでした。

ユングの考えは、フロイトと違って論理的、合理的ではないからです。
私がユングを理解するようになったのは、母親との問題が一段落してからです。

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黄金のスカラベ

ユングの担当していたある女性の患者が、とても理屈っぽく頑固な考えの持ち主で、ユングに対して心を開かず、治療が難航していました。

ある日のセッション中、彼女は自分の見た夢の話をユングに語ります。

夢の中で彼女は黄金のスカラベ(コガネムシ)を誰かから贈られたそうです。

(スカラベというのはフンコロガシやコガネムシの総称のようですが、ユングはコガネムシとしてこの言葉を使ったようです。)

その時、コツンという音がして、ユングがふと窓を見ると、コガネムシが部屋に入ろうと、窓にぶつかっていました。

ユングは窓を開けてそのコガネムシを捕まえ、「あなたのスカラベはここにいますよ」と、コガネムシを彼女に差し出しました。

彼女はそのコガネムシをじっと見て、夢の中のスカラベが、現実に自分の手の中にあることに驚きます。

そして自分の頑な(かたくな)だった心が、一瞬にして溶けるような感覚に襲われ、それ以来ユングに心を開き、彼女は快方に向かったそうです。

すべては繋がっている

ユングは集合的無意識により、意識の下では人間や動物さえも、すべてが繋がっている、という概念を提唱しています。

だからシンクロニシティのようなことが起こるのは偶然や不思議なことではなく、必然的なことだと考えました。

つまり、ユングと患者の手助けをする為に、近くにいたコガネムシがやって来たのだということでしょう。

こう書くとまるでおとぎ話のようですが、人間と動物の不思議な助け合いのエピソードなどは、テレビでもよく放送されますね。

コガネムシの場合は自分の考えでやってきたというよりは、何かに引き寄せられた、と考えたほうが良いですが、その「何か」がシンクロニシティ(共時性)ということができるでしょう。

ユング派の第一人者である河合隼雄氏は、著書である「ユング心理学入門」の中で、シンクロニシティを取り上げていません。

やはり、あまりに非科学的な概念で、心理学としての説明が難しかったのだと思います。

シンクロニシティを意識して生活する

シンクロニシティを意識して普段から生活するようにすると、人生がとても豊かになります。

自分の周りに起こった一見意味が無いように見えるちょっとした出来事が、自分に何かを伝えようとしていると感じることができるからです。

私自身がスカラベの女性患者のように、理屈っぽく、物事を合理的に考えようとしていた人間なのですが、母を許して以降、急速に考え方が変わっていきました。

今、毒親のような人に育てられ、親を恨んでいる人には、もしかしたら私と同じように、これらの考え方は受け入れられないかもしれませんが、頭に入れておいても損は無いと思います。

シンクロニシティを意識して生きる為にとても良かった本は、ジェームス・レッドフィールドの「聖なる予言」シリーズです。